見ず知らずの士業からのオファーなのですが…


お客様は神様か?の最終回、第3弾です~
今回は番外編のようなものでして、なかなか遭遇することはないでしょうがある意味一番怖いケースかもしれません。


先日、全く面識のない司法書士さんから電話がありました。

用件は法人の決算申告をお願いしたいと。
司法書士さんが関与している顧客のようですが既に申告期限は過ぎています(汗)

で、少し状況を伺っていましたがどうにも腑に落ちないことがありまして、

法人を設立した理由がよく分からない
経営者さんの個人的な事情のために申告するの?
そもそも法人を設立した以上は税務申告ってやって当たり前のことであって、設立する際に税務申告が必要なことは分かり切っていたはず。
どうも法人を設立した理由が事業を営んで利益を得るってことではなかったようでして…(詳しくはここでは書けませんが)

司法書士なら提携している税理士事務所があるでしょ?
司法書士さんが開業したてならいざ知らず、電話口の感じではベテランそうだったので電話番号からネットで検索しますとHPに提携税理士事務所ってあるじゃん! 
電話をしながら検索してみたんですね~
提携する税理士事務所に断られたのか、打診できなかったのか…

結局ですね、話をすればするほど不信感がどんどん湧いてきたのでお断りさせていただきました。
というよりも、士業同士って横のつながりが結構あったりしますのでいきなり見ず知らずの士業にオファーすることってあまりないと思うんです。
しかも、HPで探していきなりオファーって考えられないんですね~、私個人としては。
士業同士って普通は何らかの形でオファーの前に接触があり面識があったうえで、改めて仕事のオファーをする。って流れだと思うんですよね。

今回の場合はその時点で相当警戒してしまったのですが、諸事情はあるにしても全く見ず知らずの税理士にオファーをするのにせめて案件くらい吟味して然りではないかと…
例えば、法人を設立したけど設立1期目で記帳ができていないとかならまだ分かりますが。
もしかしたらその司法書士さんからしたらノーマルな案件と判断したのでしょうかね?いえ、それなら提携する税理士に依頼するでしょうから、やっぱり何か引っかかる部分があったのでしょう。

だとしたら、どういうお考えでそんな普通でない案件を見ず知らずの税理士にオファーする気になるのでしょうか?
見ず知らずの税理士なら後でトラブルになっても関係ないや!ってことなの?
提携する税理士事務所にオファーしたら怒られちゃって提携を断られるとか、ご自身の評価が下がることを恐れてなのでしょうかね?むしろ、そういった案件こそ提携する税理士事務所に相談すべきだと思うのですが…

そりゃあ、そういった案件でも引き受けることで僅かながらも今後を期待できるのかもしれませんが、HPから推測するにその司法書士さんと税理士はそれなりの年月提携しているように思われますので、下手するとアレな案件ばかりオファーされる可能性が大なのではないかと…
そんなものに巻き込まれてはこちらも堪ったものじゃないですからねー

君子危うきに近寄らずを地でいくような電話でした(苦笑)


という訳で3回にわたってお客様は神様か?を書いてきたのですが、商売は相手(お客さん)がいて初めて成り立つものであることは言うまでもありませんので、やはりお客様は神様です。
が、人それぞれ価値観があり、思うところがあるが故に万人に向けて商売をしようとするとどうしても無理な部分が生じてしまうのでしょうから、どこかで割り切りることが必要ではないかと。
決して自分自身の価値観に縛られ、相手に押し付けることはすべきではないものの、譲れない一線は常に意識していかないといけないと思うんです。


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ウチは無理です!こんな経営者のお手伝いヮ


豊田市の税理士いとうです。

お客様は神様か?の第2弾です~
第1弾は無料を求める方について思う所を書きましたが、イチかゼロかというのではない分、今回のようなケースの方がもしかしたら無料よりも難しいのかもしれません。


以前、とある経営者さんから税理士変更を検討しているということで一度会って話を聞きたいとのことでしたので面談しました。
面談の日程はお店がお休みの日を希望されまして、約束した時間より少し前にお店に伺いますと不在のようなんです。
真夏の炎天下で暫し待つこと30分弱でいらっしゃったものの…もうそこでナシだなと思ったのですが(汗)
時間にルーズな人ってどうも苦手ですね。

で話を伺ったところ、
要するに今の税理士事務所がアドバイスをくれない、税金を多く負担しているのではないかと感じているようで、そんな中で税理士事務所から値上げの要請があったとのこと。
決算書、申告書を拝見させていただきますときちんとやっているように見えます。アドバイスをしてくれているかどうかは私には分かりませんが、書類をペラペラ見ていきますととある箇所で目が留まりました。

税理士報酬

月額1万円?決算料6万円?
規模はそれなりでお店が終わった後の夜の8時位からの打合せ&記帳代行は税理士事務所で行っているという状況…
そりゃあ夜の8時だろうがお客さんの商売の都合に出来るだけ合わせるべきでしょうが、大抵の税理士事務所は夜の8時といえば既に閉店時間ですからね。午後から開店する税理士事務所なんて未だに聞いたことがありませんので、夜の8時からの打合せというのはやはり負担は大きい訳です。


そんな訳ですので、思わず口から出てしまいました。
今の事務所さんめちゃくちゃ安いですよ!
決算申告書をちゃんとやってくれてる時点で料金分の仕事以上のことをやってくれていると思いますし、これで更にアドバイスを求めちゃ可哀想ですよ。


がどうも、経営者さんは納得していないようですのでよせばいいのに辛抱堪らず言っちゃいました~

もしですね、社長さんのお客さんが原価割れでやってくれって言ったらどうします?1回だけじゃなくてず~っと。
お客さんは十分正規の料金を払うだけの収入も利益もあるにも拘らずです。
しかもお店の営業時間外とか休みの日にと言われるんですよ。


そういったお客さんとはそもそも取引しないんじゃないですか?
今の税理士事務所は社長さんに協力するってことで夜遅くからお店に打合せに来て原価割れでも手伝ってくれていたんですよね。
ご自身は原価割れの仕事は引き受けないのに税理士事務所にはそれを求め続けるのですか?

って…

もうこれを言ったら、ウチに変わってくることはありません。
っていうよりも、正直引き受けるつもりがゼロだったので言っちゃったのですが…
それにですね、今の税理士さんをどうしても援護射撃したい気持ちになっちゃったんです。

今の税理士事務所さんはきっと経営者さんへの応援の思いがあって夜遅く&低価格でお手伝いをしてきたのでしょうが、残念ながらその思いは経営者さんには全く届いていないようです。
恐らく今後もその思いは届くことはないのではないかと…

そもそもですね、人間関係にしろ、ビジネスにしろGive&Takeが基本な訳でして、Takeばかりでは成り立ちませんし、Take&Giveと言わないのは、あくまでも与えることが先だからと思っています。

こういった場面に遭遇することも稀にですがある訳でして、そんな中で原価割れはもちろんのことですが、自分自身の中で重荷になるような条件で仕事を引き受けてはいけないと思うようになってきました。
そりゃあ新たなお客さんは嬉しいものですが、無理してもそんなの長くは続かないし、むしろ自分自身のストレスになってしまう。
例えば1年や2年事業が軌道に乗るまで値下げしてでもお手伝いをしたとしても、それ相応の期間が過ぎたら正規の料金にしなければならないと思うんです。
そういったことをきちんと最初の契約時に伝えておくことは必要な事ではないかと…

お客さんからしたら低価格でやってもらえば有難いでしょうが、結果として税理士事務所が疲弊し、責任ばかり抱え、ストレスが増殖してしまったら元も子もないですからね。
ならば、最初にお断りする方が先々まで考えると良いのではないかと。
そこで勇気を出してお伝えした結果としてご縁が無かったとしても、他で良縁がきっと訪れる。世の中ってそんなものではないでしょうか?

こういう方って神は神でも貧乏神っていうのでしょうね。近寄らないことに越したことはないのですが、なかなかそこを嗅ぎ分けるのって難しかったりするんですよね~


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無料を求める方への対応


豊田市の税理士いとうです。

今回から3回に分けて「お客様は神様か?」について書こうと思います。
基本、週イチ更新ですので4月末までってコト?になるのでしょうね~(汗)

早速始めましょう!

世の中の移り変わりなのでしょうか?お客様は神様と言えないことが増えてきている気がするんです。
いえ、基本的にはお客様は神様だと思っていますけど…

良いものを安くという気持ちは分からないことはありませんが、誰しも消費者であると同時に供給者でもある訳でして、供給者の立場から言わしてもらえば利益を削り切った価格や無料では事業を継続することができません。

時々電話で質問されることってあるのですが、もちろん相手は全く見ず知らずの方で質問の内容というのが税理士を探しているというものではなくて、経理や税務の分からない部分をただ質問して疑問点を解消したいだけというのが分かってしまうことってあります。
税理士って税務署の出先機関ではないのでお客さん(顧問先さん)からの質問にはもちろん回答するものの、契約していない方からの質問に回答する義務は本来はありませんが、あくまでも善意でそういった質問に答えさせていただく訳でして…
ウチが以前行っていた無料メール相談を辞めるに至ったのは、無料という範疇を明らかに超えるメールが多かったからでして、そのまま続けていたらきちんと料金を頂戴している顧問先の皆様との整合が取れなくなってしまうことを危惧したからであって、はたまた初回面談を無料にしていた時期もありましたが、こちら(税理士)側の思い(期待)ってあくまでも税理士という何かとっつき難い専門家に対する入口の敷居を低くすることであって無料で奉仕することではないにも拘らず、契約する意思が全くない方が見受けられたんですね。

くどいかもしれませんが、税理士は税務署の出先機関でもなく、ボランティアでもないのでそんなのに付き合ってたらご飯が食べられなくなってしまう訳でして…、相談者の笑顔や感謝の言葉は有難いのですがそれとビジネスは別。
ビジネスにおけるお付き合い、お客さんってあくまでも有償であることが大前提ですからね。
そんな訳で今となっては初回の面談で相談料を頂戴していますが、今でも時々いらっしゃいます、面談を希望されるので初回の面談が有料であることをお伝えしますと急にご都合が悪くなる方(苦笑)

もう今の時代、お値打ち特価品でお客さんを集めて本当に売りたい商品で利益を稼ぐってことは無理があるのではないかと思っています。
だって今のお客さんって、ホントに目玉のお値打ち商品しか買ってくれませんもの。
無料相談という商品でお客さんを集めても無料じゃない部分は要らないって方が増えてきてしまったら何やってるのか分かんないですからね。

かといって全く無料のサービスをしません!ってな具合に何でもかんでも有料なのかと言いますと…

開業して間もないころは他所の税理士事務所の料金を覗いたいたこともあり、事務所によっては作業ごとに細かい料金が決められている事務所もあるようですが、ウチははっきり言って大雑把です(汗)
大雑把というと誤解を招いてしまうのかもしれませんが、余程のことが無い限りは追加料金は発生しないって意味でのいわゆる込々料金ってことでして、年末調整料金も決算料もありません。これらの業務は事業者相手なら初めから分かっていることですので毎月の料金に組み込んでしまっています。
何故って、いちいち作業を勘定して請求書を書くのが面倒だから…(苦笑)
ウチは毎月請求書を発行せず毎年1回口座振替予定表を発行するだけでして、料金改訂とか何か特殊な事でもない限り請求書は発行しません。
込々料金の中である程度のことはやってしまうということは無料でサービスしている部分って大小なりある訳なのですが、顧問先さんに無料のサービスをするのと顧問先さんではない方に無料でサービスするのでは訳が違うのでして、個人的には顧問先さんに関しては無料のサービスもアリだと思っています。
一応料金を頂戴していますので無料かどうかはビミョ~ですけどね(笑)

いえ、顧客予備軍にサービスするのももちろんアリでしょうから初回面談無料を掲げることを否定するつもりはありませんし、何が何でもゼニカネっていうつもりはありませんが、最初から最後まで無料であることを求めるならば、税務署に出向いて相談すればよい訳で個々の税理士に敢えて相談すべきではないのではないかと思っていまして…、無料相談で回答できる範囲って税務署でも税理士でもそんなに変わらないでしょうから。
ただ、税理士に相談した場合はプラスαの部分があることはほぼ間違いないでしょう。一般論ではなく個別の事情に配慮したり、関連することで気を付けるべきことに言及したりといった具合に。
おせっかいかもしれませんが、少なくともウチは相談者の気付いていない事等をお伝えすることを心掛けていますので、それが有料たる所以であり費用負担していただいた相談者へのサービスだと思っています。


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