よもやま話で頭の体操

税理士をしていますと、普段何気なく処理していることが突然気になったりすることがあります。

今回は、寡婦控除のお話しです。
何を今更、勉強不足で何ともお恥ずかしいのではありますが、お付き合いください。


寡婦控除の要件の中に、

扶養親族がいる人又は生計を一にする子がいる人

という表現があります。

更に、生計を一にする子については、総所得金額等が38万円以下で他の人の控除対象配偶者や扶養親族となっていない人に限られます。


一方、特別の寡婦の要件には、

扶養親族である子がいる人

となっています。


まず、扶養親族とは、

・ 配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族)又はいわゆる里子、市町村長から養護を委託された老人であること。

・ 納税者と生計を一にすること。

・ 年間の合計所得金額が38万円以下であること。

・ 青色専従者(給与を受けている)でないこと又は白色の事業専従者でないこと。

の4つの要件を全て満たす人を言います。


寡婦控除の要件の中の生計を一にする子というのはそもそも扶養親族に含まれるのでは…。

にも拘らず、なぜ又はとしているのか?

なんて質問を受けてしまいまして…(汗)



寡婦控除の適用要件となる扶養親族でない生計を一にする子とは…、

青色専従者である子の所得が38万円以下の場合が該当します。


では、
再婚相手の連れ子で養子縁組せず、その再婚相手と死別又は離婚したものの、引き続きその連れ子を扶養している場合は…、そもそも子にはならない?


月初で少々時間に余裕があったので、いい頭の体操にはなりました。


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コメント

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Re: 税理士ふくやまさん

こんにちは。
そういえば、老年者控除というものがありましたね。
ある意味忘れることも仕事というのか、脳ミソの許容量を確保するための知恵とでもいうのでしょうか、
完全に頭の中から消去されていました。
当時、そんな議論がされたのですね~。
そういった部分はとても関心があるものの、収入には結びついてくれませんので、
知的好奇心を抑えつつ、実利に汗を流す毎日です。

No Title

おはようございます。
昔々、老年者控除を廃止する際に寡婦控除の取扱いについて議論がありました。
寡婦控除の年齢規定についてです。
結果的には年齢規定を廃止したのですが、喧々諤々な議論があったんですよね〜
当時の私は年齢規定の廃止に反対していました。
これも婆さんで寡婦なんて〜というようなことではなく法理論的な検討によるものなのですが...
なんてことを思い出してしまいました(笑)
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