税理士が変われば税金が違うことがある。

税理士が変われば税金が異なることは…あります。

法律に書かれていることに沿って計算するのですから同じ金額になるはず。
というのが納税者の方々の感覚ではないかと思います。

そもそも税理士試験のように決まった答えを導き出すことが目的で、納税額を最も少なくすることが目的ならば、答えは一つです。
税理士試験における問題というのは、

例えば、
交際費はXX円。
とか、
修繕費のうち資本的支出となる金額はXX円。
といった具合に、そもそも交際費なのか、資本的支出に該当するのかといった判断は要求されませんので、
あとは法律の規定に沿って計算するのみということになります。


ところが、
実務においては、そのあたりの判断を様々な要素から行う必要があり、
全ての税理士の判断が同じでない限り、税金に差が出ることになります。
いわゆる事実認定の深度であったり、法解釈のブレといった部分の差です。

更には、
取り得る経理処理が複数あったりしますと、各方法のメリット、デメリットを開示したうえで、
経営者さんにリスクを総合的に判断していただくといったこともあるでしょう。

若しくは、
諸々の事情を総合判断した結果、目の前の納税額が最も少なくなる方法を敢えて選択しないということもあるかもしれません。

いずれにしましても、一つの方法しか提示しない税理士さんより、複数の選択肢を提供してくれる税理士さんの方が優秀な場合が多いような気がします。

中には、
適用することが出来る規定を失念してしまったということもあるようですので、
そういった部分は何ともコメントし難い部分ではありますが(汗)


実務でも、
セカンドオピニオンとしての意見を求められるといった場合がありますが、
進行中の案件の場合では綿密に情報収集したうえで判断する事は当然のことです。
というのも、進行中の場合はプレーヤーとしての立場ですので…。

ところが、
結果についての判断を求められた場合に、
その処理を選択した当時の条件や背景といった部分を割愛して結果のみで判断してしまうと
アンフェアになってしまう可能性があります。
結果だけに着目してダメな部分を指摘するのはそれほど大変なことではありませんから。


税理士の仕事というのは、審判であるように思われるかもしれませんし、確かにそういった面はありますが、
経営者さんのお手伝いといった場面では、プレーヤーとしての役割も大きいものです。

なので、
結果に対するセカンドオピニオンとしての意見を求められたときは、
その税理士さんの判断に思いを巡らせながら、相当慎重に判断する必要があると思っています。


豊田市の伊藤税理士事務所HPはこちら

↓ 応援クリックをポチッとお願いします!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ

関連記事

コメント

非公開コメント

Re: 税理士ふくやまさん

こんばんは。
納税者さんにとっては結果オーライなのかも知れませんが、アラ探しになってしまうと見苦しいですね。
税理士さん各人の考え方次第なのでしょうが、誠実に仕事をしている同業者に対する尊重はあって然るべき場合もあるのではと思います。


No Title

こんにちは。
本来の節税というのは法の適用条件を考慮して淀みない計画のもとに実施していくものだと思っています。
既に発生している事実について法律適用の解釈による節税は得てしてこじつけになり易く、誤認・誤用・拡大解釈・縮小解釈のリスクが大きいと思います。
つまりは事前の検討が全てで後からうんちくを垂れるのはセカンドオピニオンではなくあら探しだと思います。
ウチの事務所は事前判断のセカンドオピニオンは受任しますが、税理士のあら探しはお引受していません(納税者の権利救済案件は別です...)。
ここをごちゃまぜにしている税理士が多いことは開業してから知りました。
応援のポチッ!