予定納税の還付でレアケース

9月決算がスムーズに終了しましたので、夕方から10月決算法人の決算準備をしていました。
ウチの10月決算法人さんは、件数はウチにとって平均的な数ですが内容の濃~い関与先様が勢揃いしていますので、12月といえば年末調整真っ只中であることもあって極力早目の準備が不可欠だったりします。

先週訪問した法人さんの決算準備をしていまして、期末修正もある程度完了しましたので、
残りは12月の初旬に最終確認に伺って…というところまで準備が出来ました。

もともと毎月訪問時に消費税と法人税等の概算額をお伝えしていますが、ほぼ最終額を確認しようと法人税の申告書ソフトにあらかたの数字を打ち込んでみました。
この法人さんは予定納税がありましたのでそれを入力して納税額を確認してみると…、


法人税と法人事業税(地方法人特別税)は予定納税額の還付なのですが、

なぜか、法人市県民税(法人税割額)は納付税額有?

いくら見直しても結果は同じ…。

こんなこと有り得ないはず…(汗)


アレコレ考えていましたら、もしかしてと思い当るところがありまして、
ゴソゴソ過去3年程度の申告書を引っ張り出して見てみると…、

原因は、「欠損金の繰戻還付」でした。


改めて経過を見てみますと、

X年:欠損金の繰戻還付(法人税還付・地方税納付税額有)←いわゆるリーマンショックです。
    ↓
X+1年:利益計上(法人税納付税額有・地方税納付税額無)
    ↓
X+2年:利益計上(法人税納付税額有・地方税納付税額一部有)
    ↓
今期:予定納税有で今回のレアケース


そもそも繰戻還付の手続きによって法人税については還付所得事業年度(前期)の所得金額と欠損事業年度の欠損金が相殺されますが、地方税は相殺されません。

非常に稀なケースですが、おそらく法人税率の変更(中小企業の軽減税率↓)の結果、こういったことが起こり得るのですね。

ちょっとおもしろかったので書いてみました。
たまにこういったレアケースを見つけて楽しんでいます。
他にも処理すべき案件が山積みですが、今日はこれでお開きとさせていただきます。


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