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仕事は売上代金が入金されてはじめて完了です


豊田市の税理士いとうです。

利益が出ているのにお金がないということがありまして、その原因の一つに売掛金の存在があります。

決算における利益とはお金の増減と=となる訳ではないのでして、
仕事が完了していれば、代金の入金がなくても売上として収益を認識とする必要があります。
このまだ入金がない売上債権が売掛金となります。

仕事を受注して納品して請求書を発行して仕事は完了?
いえいえ、まだ代金の入金がありませんので仕事は完了していません。

経理に携わる者にとっては当たり前のことですが、
経営者さんの中には売上の額は頭に入っているものの、売掛金の額が即答できない方がいらっしゃいますし、営業マンあたりですと尚更その傾向が強いように思います。

売上代金が未回収という状態は経営上(資金繰り)の上では宜しくない状況な訳でして…
材料費や外注費といった直接費は支払い済み、従業員の給料も支払っている訳ですからね。
完全に資金面から言いますとマイナスな訳です。
というよりも売上代金が入金されるまでは、まだタダ働きってことですからね~

ウチの事務所では現時点で代金の回収が滞っている顧客はいませんが過去にはありまして…結局貸倒処理(涙)
税理士と事業者である顧客の関係を考えてみますと、慢性的に代金の回収が遅れるケースの場合は回収ができなくなってしまう可能性が非常に高くなります。
通常は毎月料金を頂戴するでしょうから一度遅れると翌月は2ヶ月分になり、3ヶ月分、4ヶ月分と…

世の中には仕事を完了したのに代金を支払ってくれない方って残念ながら存在します。
恐らくそういった方と二度と付き合うことはないでしょうが、できれば1回とて付き合いたくないものです。
ただ、それを見抜くのは至難の業でしょうから、何らかの防衛線を張るのか?長期滞留した場合に諦めるのか?それともとことん請求するのか?
事業を営んでいる以上は新規顧客開拓、受注機会の拡大の歩みを止めることはできないものの、代金の未収に対してどうリスクヘッジしていくのかというのはなかなか難しい問題だったりします。


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